FXでトレードを始めると気ならず耳にするのが「テクニカル分析」という言葉です。何となくテクニカル分析の役目は分かるものの、それを詳しく説明できないと状態の方も多いのではと思います。
実際に私もテクニカル分析がどのような意味合いを持つの説明はうまくできていませんでした。。。
そこで私自身の復習の意味を込めて、この記事ではテクニカル分析について詳しくまとめてみました。
現在、私が行っているデイトレードもファンダメンタルズ分析はほぼ利用せず、テクニカル分析をメインにトレードするスタイルです。このブログでも今後、テクニカル分析について何度も触れるので、ぜひも参考の一つにしてもらえればと思います(^^)/
FXでテクニカル分析を利用する目的について
これから為替がどう動くのか、過去の価格や取引量といったデータの時系列パターンから判断する手法を「テクニカル分析」といいます。経済的要因から予測するファンダメンタルズ分析と対をなす手法です。
テクニカル分析で使われるツールが、チャートと呼ばれるグラフです。これは為替の水準を時系列にあらわしたものです。実際に私が利用しているのは、以下のXMTradingのMetaTrader 4のチャートです↓↓↓
例えば、ドルが対円で過去の価格と比べて、どれくらいの水準にあるのか、トレンドとして「上昇しているのか」「下降し続けているのか」などが一目で分かるようになっています。
ファンダメンタルズ分析は、おもに長期的な動きを探るのに有効ですが、テクニカル分析は短期的な動きを探るときに使います。
テクニカル分析 | ファンダメンタルズ分析 |
●メリット 市場の心理を読み取ることができる目先の動きを把握できる。●デメリット 経済状況の変化によるトレンド転換をつかめない。 |
●メリット 為替相場の大きな転換点が把握できる。トレンドをつかめば大きな利益ゲットにつながる。●デメリット 短期の小刻みな動きを使う事ができない。デイトレードなどには不向き。 |
通貨に与えるファンダメンタルズ要因は、数多くあります。通貨を取り巻く経済要因は世界規模なので、すべてをチェックするのは困難です。そこで、主な経済指標だけを見て、あとはテクニカル分析で取引するスタイルがFXふさわしいようです。
とくにデイトレードやスキャルピングなどでは、刻一刻の値動きが重要です。リアルタイムの値動きをチェックしていく必要があり、それにはチャートによる分析が欠かせません。
FXのチャートで使う「ローソク足」の読み方
FXのチャート日には色々な種類があります。為替の値動きを、単純に折れ線グラフにしたチャートもありますが、FXや株式投資でおもに使用されるのが「ローソク足」と呼ばれるものです。(上記の画像に載っているものです。)
1日や1時間といった一定期間内の為替の動きを一つの記号で表します。この記号が蝋燭(ろうそく)の形に似ているので、こう呼ばれています。
ローソク足は、通貨の「始値(寄り付き)」、「高値」、「終値(引け値)」の四つの価格を示します。1時間ごとのローソク足を「1時間足」、1日ごとのローソク足を「日足(日足)」と呼びます。これらは投資スタイルによって使い分けます。
スキャルピングという超短期売買なら、それこそ「1分足」、「5分足」といったチャート、あるいは「ティック・チャート」というリアルタイムリアルタイムで価格を表示する「折れ線グラフ」を使用します。
デイトレードなら「15分足」や「1時間足」、スイングトレードなら「4時間足」や「日足」といったチャートをメインにトレードする事になるでしょう。
超短期売買に、「日足」や「週足」といったチャートはあまり意味を成しません。ただし、長期のトレンドから大まかな値動きの予想を立てる事はできるかもしれません。
FXは「ローソク足」の形状で上昇・下降が読める!
ローソク足は上昇・下降を繰り返す中で様々な形状に変化します。「ローソク足」の太い部分を「柱」といいます。上昇足上昇足を「陽線」といい下降足を「陰線」と呼びます。実際に、この呼び名を使っているトレーダーはいないようですが💦
私の場合、チャート画面を見やすいように背景色を白色に設定し、上昇足を赤色、下降足を青色に設定しています。私の感覚の問題ですが、初期設定の背景が黒色だと、上昇足、下降足も分かりにくいように感じます😓
また、始値と終値の間、つまり柱の部分から上下に線が伸びているケースがあり、この部分をとくに「ヒゲ」といいます。陰線あら始値より高値を使た部分、あるいは終値より安くなった部分です。高値部分をとくに「上ヒゲ」、安値部分を「下ヒゲ」といいます。
ローソク足のひとつ一つの足型は、その形状から「大陽線」、「大陰線」、「小陽線」、「小陰線」、「十字線」に大別できます。
「大陽線」は始値から終値まで大幅に上昇した時の足型です。逆に始値から終値まで大幅に下落した時の足型を「大陰線」といいます。小幅な値動きの時は、それぞれ「小陽線」、「小陰線」といいます。
小幅な値動きの時は、それぞれ「小陽線」、「小陰線」といいます。「十字線」は始値と終値が一致したケースです。これにヒゲがどのようにつくか、あるいはその有無などで、相場の先行きも占えます。
FXのチャートはトレンドラインで方向性を探る!
為替は刻一刻と動いており、上がったり下がったりを細かく繰り返しています。この小さな動きのほかに、「トレンド」という大きな流れがあります。
為替は一つの方向に動き出すと、しばらくその方向に動きが続くというパターンが多くなります。FXでは、このトレンドを読むことが大切になってきます。
上昇傾向なら「上昇トレンド」、もしくは「アップトレンド」と呼びます。逆に下降傾向なら「下降トレンド」、もしくは「ダウントレンド」と呼びます。
値動きが一進一退で上下動を繰り返いしている横ばいなのであれば「レンジ相場」と呼びます。トレンドが発生していないということになります。
トレンドを判断する場合、「上昇トレンド」、「下降トレンド」、「レンジ相場」の3通りのいずれかに大別されることになります。
FXでトレンドが変わる「ブレイク」は要チェック!
トレンド転換は、為替水準がトレンドラインを突き抜けたときに確認できます。
つまり、下降トレンドであれば上値抵抗線を上に突き抜けとき、上昇トレンドであれば下値支持線を下に突き抜けたときに、トレンド転換になります。
横ばいなら、上値抵抗線を上に抜けなければ上昇トレンドに、下値支持線を下に抜けなければ下降トレンドになります。トレンド転換後は、まだ「若い相場」だけに長く続きやすく、利益を上げるチャンスにもなるでしょう!
FXのチャートは移動平均線を使えばより確実になる!
ローソク足は、為替の先行きを占うツールとして最も一般的なツールです。ですが、大きな流れをつかむのには、ローソク足だけではなかなか使いずらいところです。
そこでトレンドラインに加え、「移動平均線」を使えば、大きなトレンドをつかみやすくなりトレードの勝率もより高まる事が期待できます。移動平均線とは、過去の一定期間の取引価格を平均化してつないだ線をいいます。
例えば、「20日移動平均線」なら過去20日間の取引価格の平均値をその日ごとに算出し、1本のラインにしていきます。
期間の取り方はスキャルピング、デイトレード、スイングトレードそれぞれ異なってきます。私の場合はデイトレードなので「20日移動平均線」、「75日移動平均線」、「200日移動平均線」の3本を使用しています。(以下の画像の通りです。)
↓ ↓ ↓
移動平均線と取引価格の位置関係も、先行きの予想に役立ちます。上昇トレンドのとき、移動平均線は右上に向き、さらに価格は移動平均線の上にありがちです。逆に下降トレンドのときは、移動平均線は右下を向き、かつ取引価格の下にありがちです。
また、取引価格と移動平均線が大きく乖離(かいり)しているときは、その差をうめようという動きが出やすくなります。両者がクロスしたら、トレンド転換の合図になる可能性も出てきます。
ただ、これらはあくまで目安なので、あくまでトレンドの転換は本人のトレードの経験が大きくなるのは間違いないことでしょう😏